先代のひと言
仕事をおぼえながら人間性を磨いてゆく。修業とか芸に終わりはないと言われる由縁ですね。
和食が文化遺産に認められた。
長い修業の中でただ良いものを作ろうと努力した先人のおかげである料理と言うのは、時代とともに変わる。
10年前の料理本を見ると、かなり古めかしい感じがする。和食は日本でとれるもの、日本の調味料を使い、日本のやり方で作るものである、いわゆる土産土法である。しかし、近年インスタントやレトルト食品が溢れ日本的な食は乱れ、情緖や人間性がおかしくなったのはこのような風潮からではないだろうか。
料理というのは、実に奥が深いね。
手で物を作る人を職人といいます。
大工、左官、パン屋、うどん屋、料理人等沢山職種があります。
さてここで修業時代最初にまずは掃除をさせられます。
なぜか?
あなたは自分の部屋に好きな彼女が遊びに来るとしたら、部屋を掃除するでしょう。
ここです。
人の為にする、いい気分になってもらいたい、相手のことを考える心を養う訓練ですね。
良く考えられています。
もの作り日本の心ですね。
どようのウナギは食べました?
鰻の山椒煮これも作りおきができる旨い逸品です。
番茶と酒、同割りを鍋に入れそこに焼いた鰻を適当に切って入れ煮る(ヒタヒタ量)煮汁が半分になったら砂糖を入れ、又半分になったら醤油を入れ煮汁がなくなるまで焦がさないように煮る。
あがりに山椒の葉っぱを刻んで入れて、サッと炊いて出来上がり。
お酒のおつまみにお茶漬け、おにぎりにしても美味。