日本料理おかやについて
料理長の一言
「食材は季節を訴えるものでなければだめ」と語るのは、今回、茶碗蒸しを調理・紹介してくださった「日本料理おかや」の主人・岡成祐さん。
季節限定の日本料理にこだわり続けて、地元食材を生かす技にかけては自他ともに認める岡さん。
「この地方は、冬から春にかけ、山海の幸に囲まれるぜいたくなシーズンが続きます。
それらの食材を一番おいしく食べていただくことを大切にしています」と語る。
また、「地方色豊かな食べ物というのは、その土地の食材を偽りなく使っているからこそ、ここでしか味わえないものになるんです。この地方に住む人たちにも、それをしっかり認識し、大切にしていってほしいですね」とあくまで「本物」を追求する真摯な姿勢を貫いている。
そんな「おかや」お薦めの冬の地元食材は、ノドグロやアマダイなど。
とくにアマダイは、押し寿司のネタとして最高の味を引き出すという。
今後は、地元の料理を継承しつつも、時代の変化を取り入れながら、調和のとれた日本料理を提供していきたいと思っています。